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変形性膝関節症と診断されたら

通院時の心構え

つらい痛みを伴う変形性膝関節症ですが、診断された場合、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

まずは医師や理学療法士などの専門家のアドバイスをしっかり聞くようにしましょう。ネット上でもある程度の情報を得ることができますが、限度があります。精密な検査を受け、変形性膝関節症の知識に長けた専門家からのアドバイスはやはり治療には必要不可欠です。また、ただ受け身で病気の説明を受けるのではなく、自分が疑問に思っていることも質問しましょう。

特に変形性膝関節症はレントゲンなどの画像では判断できないような症状が現れることが多い病気です。自覚症状(=患者が感じる症状)を詳しく述べて適切な治療を受けられるようにしましょう。

日々の生活を見直す

変形性膝関節症になる要因には何気ない日常生活が元になっているものも存在します。なので、変形性膝関節症と診断されたら、日常生活を見直すべきでしょう。

主に見直したいことは「膝への負担」「適度な運動」「バランスの良い食生活」です。膝への負担:重い荷物を持ったり、正座したりすると膝に負担をかけますので極力避けます。階段の上り下りは手すりを使ったり、エレベーターを使用したりしましょう。

適度な運動:強い負担がかかることを避けながら、適度に運動を行い、膝の筋力が衰えないようにします。また肥満は膝の負担を増加させるので、運動で肥満改善を行います。バランスの良い食事:偏った食事では肥満や膝の筋力の低下などを引き起こします。早期治療のためにも食生活から見直しましょう。

日々の生活の見直しというと、地味で効果が薄いような気がするかもしれません。しかし、変形性膝関節症は一朝一夕で治るものではありません。たかが日常生活の改善と思わず、些細な事でも積み重ねて改善していきましょう。