TOP > 変形性膝関節症について > 膝の痛みの種類について

膝の痛みの種類について

人間の身体には、それぞれ与えられた役割があります。そして二足歩行する私たちにとって、膝は最も重要な役割を果たしているといえます。
もし膝がクッションとしての役割を果たすことができなければ、全身にダメージを与え、筋肉自体が痛んでしまうことになります。
そして老若男女、様々な人が膝の痛みと葛藤しています。膝の痛みには、どのような症状があるのでしょうか。

・歩くだけで痛む
・走り出すと痛む
・階段の昇降ができない
・膝の屈伸ができない(正座ができない)
・安静にしていても、膝が痛む等々…

また、次のような膝の症状を感じる場合もあります。

・異様に膝がだるい(重い)
・膝を動かすと、ガクガクといった音がして頼りにならない(膝内部に不快感を持つ)
・膝が腫れている
・膝がずれているような感じがする等々…

このように、膝の痛みの症状は千差万別です。
しかし、そうした膝の痛みをよそに「暫くすれば、治るだろう。」「(年齢や)疲れが溜まっているからだろう。」と、自分自身の中で「膝の痛みは、病気ではない!」と思い込んでしまう人が大勢います。
みなさんは、変形性膝関節症という病名をご存知でしょうか。近年、急激に発症状況が増えている変形性膝関節症…実はこの病気、老化現象による膝の疲れとよく勘違いされているのです。
膝の痛みは、我慢しても絶対に良くなることはありません。何らかの原因があるからこそ、膝に痛みを発症するのです。
また私たちは長期間、膝の痛みや不快感が続くと、どうしても膝をかばってしまい…極力、膝を動かさないようにする傾向があります。
(特に膝の屈伸時に痛みがある場合に、そうした傾向が顕著に見られます。)
私たちは、重大な過ちを侵しています。何故なら、膝の関節は毎日適度に動かし続けなければ、膝の可動域が少なくなり…最悪、膝の屈伸ができなくなってしまう場合もあるからです。
例えば脚を骨折して、1ヵ月ギプスをしたとします。ギプスを外して、いざリハビリをしようとしても、膝が固まり動かすこともできなくなります(=同じような状況)。
しかも膝を極力動かさないようにすることによって、脚全体の筋力も弱くなってします。
(特に、膝を動かしている筋肉=太腿)
膝の痛みによって動かさなくなれば、無条件に膝の機能自体が衰えることになります。
「歩く・走る・立つ・座る・階段を昇降する」といった動作が難しくなる→つまり、私たちの日常生活に支障をきたすことになるのです。
膝の痛みが治まらないのであれば、早めに整体院・カイロプラクティック・整復/整骨院・鍼灸院などで受診することが重要だといえます。