TOP > 変形性膝関節症について > 変形性膝関節症になりやすい年齢は?

変形性膝関節症になりやすい年齢は?

変形性膝関節症はどんな病気なのか?

変形性膝関節症は、一体どんな病気なのでしょうか?通常、膜関節の表面は、骨に覆われています。そして軟骨には弾力もあり、衝撃を和らげてくれたり、関節の動きを動きやすくスムーズにしてくれます。

関節液は、滑膜から分泌され、軟骨の成分の一つであるヒアルロン酸を含んだネバネバした液体です。この粘り気があるからこそ、膝関節が滑らかに動かせるのです。いわば、潤滑油のような役割を果たしてくれています。

変形性膝関節症になりやすい人はどんな人?

変形性膝関節症は誰でもなるというわけではありませんが、統計をとってみると、変形性膝関節症になりやすいタイプの人が分かります。ある研究によると、女性や肥満体型の方、O脚の方などは、変形性膝関節症になりやすい傾向にあると言われています。

日本人には、もともとO脚の方が多いです。そのため、O脚に本気で悩んでいる人もいて、矯正治療に通う方もいるくらいです。O脚だと、どうしても膝の内側に負担がかかりやすくなってしまうため、日本人の変形性膝関節症の方の90%近くが、膝の内側に、強い変形が見られます。

変形性膝関節症になりやすい年齢はあるの?

変形性膝関節症という病気は、年齢が上がるにつれ、増えていくのが特徴です。ある疫学調査では、60歳以上の女性が40%、男性の約20%が、変形性膝関節症と診断されています。

この割合は、80歳代の女性になると60%以上、男性では50%にものぼります。そして変形性膝関節症の可能性がある患者の約20%に、膝の痛みや腫れなどの自覚症状が見られます。また、どの年齢においても、男性より女性の割合の方が、1.5~2倍多くなっているのも、変形性膝関節症の特徴です。