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変形性膝関節症 なぜ高齢者に多い?

今回紹介します変形膝関節症とは、膝の関節の軟骨が摩耗して起こる関節痛のことです。
つまり膝関節のクッションである軟骨の弾力の減りやすり減りなどが原因となって、関節が変形したり、膝関節に炎症が起きたりすることで痛みが生じる病気です。
老化、肥満、脚の変形やゆがみが原因と言われています。
特に、高齢の方は激しい運動をしたり、年を重ねることで軟骨が消耗することで、クッションの役割をしていた軟膏がなくなり骨と骨が直接こすれ激しい痛みを伴います。
また、同じスポーツの趣味を続けていたり、膝に負担のかかる同じ動作を繰り返すことも原因の一つと言われています。

ではなぜ、変形性膝関節症が高齢者に多いのか?
この病気の患者さんの原因となるもので、色んな要因があるなかで1番になっているものが老化ということです。
ですので、高齢者の方ほど多いというのがわかります。
また男女共に症状は人により痛みを感る程度の軽度のものから歩行困難な重度までさまざまですが、50歳を超えてくると多くの方にみられます。
特に高齢者の中でも男性よりも女性に多いと言われています。
それは、男性よりも女性の方が関節を支える筋肉が弱いので変形しやすいことや、関節の面積自体も小さいので関節にかかる負担が多いからです。
また、高齢になるにつれて滑液と呼ばれる膝関節の動きをスムーズにする潤滑油の役割のような液の分泌も減ることでより軟骨が磨り減りを起こしてしまいます。
関節に負担がかかるから、痛いからといって、運動をしないと膝まわりの筋肉の低下によりもっと膝関節の負担を増やしてしまいますので、ある程度の運動は必要になってきます。
そのさじ加減は自己判断せずにお医者さんに相談して適切な治療を行いましょう。