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変形性膝関節症はなぜ起こる?

変形性膝関節症の原因について説明する前に、まずは変形性膝関節症には二通りあることを知っておきましょう
変形性膝関節症には、一次性変形性膝関節症二次性変形性膝関節症があります。

一次性変形性膝関節症の原因としては明確な原因は解明されていません。ですが、年齢や肥満等様々な要因が関係して発病するとも言われています。
ちなみに、変形性膝関節症の多くは一次性のものです。

二次性膝関節変形症は、原因疾患に続発して発症したものです。病気では関節リウマチや痛風等が挙げられ、外傷では関節内骨折や前十字靭帯・半月板の損傷にて続発することがあります。
他には、感染の後遺症や、下腿彎曲症等の先天的な解剖学的異常があると二次性膝関節変形症になり得ます。また、遺伝的背景も原因のひとつと現在考えられています。

病態生理としては、膝関節軟骨の摩耗・消失と骨棘形成を特徴とする進行性の関節疾患といえます。つまり、膝関節の軟骨がすり減り、骨と骨が直接ぶつかるようになる。
そして関節炎や変形が起きて、痛み、疼痛が出現するということです。
また、女性に多く加齢に伴い増加します。

一次性変形性膝関節症の原因でも前述しましたが、肥満は変形性膝関節症を罹患後においても増悪因子となります。
他に考えられている原因としてはO脚の人は罹患しやすいとも言われています。
これは、O脚では膝の内側に負担がかかりやすいためといえるでしょう。