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膝の痛みを緩和 温熱療法

膝に対しての利用方法として温熱療法があります。この温熱療法は、膝だけでなく多くの場面で活用される治療方法であり、自宅でできる要素もあり、身近な治療方法であると言えるでしょう。しかしその効果というのはかなり大きなものであり、膝などの痛みを緩和させたい時の対処法として優秀なものになっています。

膝の痛みを緩和していく時に、温熱療法を利用していくと良い理由について説明をしていきます。
まず、関節などの痛みというのは血行不良からきていることが多いです。血行不良というのは単に血液の流れが悪くなってしまうだけでなく、血管の中に血栓ができやすい状態、不要な物質が溜まりやすい状態、細胞の代謝が落ちやすい状態になっていると言えます。こうなると、関節自体の固まりにも影響してきて、動かす際に違和感を感じてるようになるでしょう。
また同時に疲れやすくなり、痛みなどの原因になる物質も溜まりやすくなります。こうなるとじわじわと痛みが大きくなり、動かすことが億劫になってしまうでしょう。
ただ、動かさないと余計、血液の流れが悪くなってしまうこともあり、悪循環に陥ってしまう場合もあります。

このような時に温熱療法が真価を発揮していきます。温熱療法で、温めていくことで、血液内の血栓や、どろどろとした血液が、スムーズに流れるようになり、痛みの原因となる物質が溜まりにくくなるだけでなく、血管の栄養が細胞にしっかり行き届くようになり、細胞の活性化、そして不要な物質の排除機能の向上につながっていきます。
こうなると痛みが取れるだけでなく、関節の動きをスムーズにしていくことにもつながります。
痛みがあり、膝を動かすことができないから時こそ温熱療法であり、痛みの緩和だけでなく膝の機能性を高めてくれる効果もあります。
変形性膝関節症の人にとっては大きな支えになっていくでしょう。

ただ、急性な炎症が起こっている場合は、温熱療法はしてはいけません。炎症をひどくしてしまうことや、痛みを大きくしてしまうことにつながる可能性もあります。
温熱療法はお風呂という手段で、自宅で簡単にできるのですが、炎症が起こっている場合などは、お風呂なども控えておく必要があるでしょう。
このあたりは、医師などとしっかり相談し、アドバイスを受けておくべきです。
症状によっては患部を冷やしたほうが良い場合もあるということは知っておいたほうが良いでしょう。