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変形性膝関節症 妊婦に多い?

変形性膝関節症を理解しよう No Comments

今回は妊婦と変形性膝関節症について紹介します。

変形性膝関節症と聞くと高齢者や膝に負担がかかるスポーツなどをしている人に多いから若いうちは大丈夫と思われている方も多いと思います。
しかし、若いかたが多いと思われる妊婦さんにもなぜ起こるのか?
若いから筋力も衰えていないし、普段の生活をしているだけでも摩耗はそこまでしていないはず…。

まず、この変形性膝関節症は女性の方が男性よりも多くみられます
その原因として、妊娠の有無に限らず女性に多いのがよく見かける横座りです。
横座りをすることで膝の歪みが起こります。
また男性との骨盤の構造の違いがあることも挙げられます。
更に妊婦さんになると妊娠による体重増加とともに膝に大きな負担がかかること。
お産時に骨盤が歪んでしまうことや出産後に赤ちゃんを抱くことで膝に負担がよりかかることが挙げられます。

このように普段の生活でも何かしら負担をかけることがわかります。
プラス妊娠による急激な体重増加は、更に膝の痛みを引き起すリスクを高めることになります。
普段歩くだけでも自分の体重の約3倍、階段の上り下りでは約7倍、走っているときでは約10倍の荷重が膝へかかります。
そのため肥満の方も同じですが、妊娠時に急激に体重が増えると、その分の膝への荷重も3~10倍になります。
負担がかかるということは、歪みや関節を摩耗することにも深く関わってきます。
ただ、妊婦さんがみんな発症するというわけではないですので、病気をしっかりと理解していくことが大切です。
普段からウォーキングをして体を動かし、肥満にならないように健康な体作りを心掛けるなど出来ることをまず取り入れてみてはいかかがでしょうか??

 

変形性膝関節症 なぜ高齢者に多い?

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今回紹介します変形膝関節症とは、膝の関節の軟骨が摩耗して起こる関節痛のことです。
つまり膝関節のクッションである軟骨の弾力の減りやすり減りなどが原因となって、関節が変形したり、膝関節に炎症が起きたりすることで痛みが生じる病気です。
老化、肥満、脚の変形やゆがみが原因と言われています。
特に、高齢の方は激しい運動をしたり、年を重ねることで軟骨が消耗することで、クッションの役割をしていた軟膏がなくなり骨と骨が直接こすれ激しい痛みを伴います。
また、同じスポーツの趣味を続けていたり、膝に負担のかかる同じ動作を繰り返すことも原因の一つと言われています。

ではなぜ、変形性膝関節症が高齢者に多いのか?
この病気の患者さんの原因となるもので、色んな要因があるなかで1番になっているものが老化ということです。
ですので、高齢者の方ほど多いというのがわかります。
また男女共に症状は人により痛みを感る程度の軽度のものから歩行困難な重度までさまざまですが、50歳を超えてくると多くの方にみられます。
特に高齢者の中でも男性よりも女性に多いと言われています。
それは、男性よりも女性の方が関節を支える筋肉が弱いので変形しやすいことや、関節の面積自体も小さいので関節にかかる負担が多いからです。
また、高齢になるにつれて滑液と呼ばれる膝関節の動きをスムーズにする潤滑油の役割のような液の分泌も減ることでより軟骨が磨り減りを起こしてしまいます。
関節に負担がかかるから、痛いからといって、運動をしないと膝まわりの筋肉の低下によりもっと膝関節の負担を増やしてしまいますので、ある程度の運動は必要になってきます。
そのさじ加減は自己判断せずにお医者さんに相談して適切な治療を行いましょう。