変形性膝関節症は膝の軟骨がすり減る/ひび割れてしまった結果、炎症を発症→痛みを引き起こします。
しかし膝が炎症を発症する場合、関節軟骨に関係なく引き起こされることもあります。
例えば身体のどこかに細菌を発症する感染源があった場合、それによって化膿した細菌が血液によって運ばれ関節内に侵入→関節が腫れるばかりでなく、高熱と激痛を伴う疾病があるのです。
それを「化膿性関節炎」といいます。
また化膿性関節炎の場合、関節注射をすることによって発症する可能性もあります。
それ故関節注射をする際、針に細菌が付着していないか等々をチェック…そして関節注射をした当日は、なるべく入浴を控えるようにしなければなりません。
ちなみに関節注射する場合、薬剤以外にヒアルロン酸を注入する場合もあります。
何故なら、ヒアルロン酸には炎症を抑制する効果があるからです。
(※またヒアルロン酸はもともと関節内にある成分なので、注入したからといって副作用を発症することもありません。)
化膿性関節炎は変形性膝関節症の症状と間違われやすのですが、化膿性関節炎→関節内の炎症/変形性膝関節症→関節軟骨の損傷と原因が異なります。
どちらにせよ、関節が急に熱を持つ/激痛を発症するようであれば、すぐに整形外科で受診してもらう必要があります。