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変形性膝関節症と漢方治療

変形性膝関節症には、様々な治療法があります。
例えば西洋医学的見地から捉えた薬物療法の場合、非ステロイド抗炎症薬やヒアルロン酸製剤を処方します。

では東洋医学的(漢方治療)見地から捉えた場合、変形性膝関節症にはどのような処方があるのでしょうか。

漢方治療の場合、変形性膝関節症に関わりのある薬剤を組み合わせることによって、改善へ向かわせます。

○防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)…関節に痛みを伴う人に対して処方する薬。
(※下肢の血流状態が悪く、多汗症の人にも処方されます。)

○越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)…発汗/口渇/尿量減少/浮腫などを伴う人に対して処方する薬。
(※ちなみに比較的体力がある人の場合、麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)を処方します。)

○桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)…血流を促進し、関節痛/筋肉痛を伴う人に対して処方する薬。

○疎経活血湯(そけいかっけつとう)…腰から下半身にかけての関節痛/筋肉痛を伴う人に対して処方する薬。

上記に明記した漢方薬を調合することによって、身体の内側から痛み/炎症を取り除きます。

変形性膝関節症に悩んでいるみなさん…是非、東洋医学的見地から捉えた処方を考えてみてはいかがでしょう。