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変形性膝関節症~高位脛骨骨切り術~

変形性膝関節症を発症すると、時と場合によって、手術を選択せざるを得ない状況になる可能性もあります。

その手術の1つに「高位脛骨骨切り術」があります。

○高位脛骨骨切り術…
変形性膝関節症を発症する原因は、関節軟骨が損傷するためです。
しかも関節軟骨の損傷具合によっては、脚がO脚に変形してしまう場合があるのです。
高位脛骨骨切り術とは、O脚に変形した脚の脛骨を真っ直ぐに繋ぎ直すことによって、脚の形を正常に近づける手術なのです。

もちろん脚の形が正常になれば、関節軟骨が損傷することもなくなる→関節軟骨の負荷軽減→膝の痛み/炎症を抑えることができます。

しかし、気を付けなければならないこともあります。

高位脛骨骨切り術の場合、骨折と同じように骨が癒合するまで固定する必要があります。

つまり、長期入院を余儀なくされる訳です。
(※しかも骨が癒合した後、約3ヵ月間は松葉杖を使わなければなりません。)

どちらにしても高位脛骨骨切り術は、変形性膝関節症がかなり進行している段階で行われる手術だといえます。
(ちなみに変形性膝関節症の症状が軽度の時に手術をした場合、術後の痛み/炎症が抑えられるのは言うまでもなく、膝もかなり楽に動くようになります。)